偉業
2010-09-24
報道を見聞きし、つくづく思う。
僕が考える「立派な人」の必要条件の1つとは、表立ってネガティブな批判をされる状況が形成されていることだ、と。
一様に礼賛される風潮に不必要な不気味さを感じ、何らかの不都合な事実が隠蔽されているのではないかとまで疑ってしまう。
これは、当事者ではなく周囲に原因があるのだと推察する。
まあ、持ちつ持たれつであることについては、一定の理解をしているつもり。
むしろ、それ以上に一方的なのかもしれない。
そして、詳しくないことについて、僕には何も言えない。
地獄を見た男、そしてプロの悪口師である有吉弘行氏によると、「圧倒的に好感度が高い人間の悪口は言わない」のがコツだそうだ。
彼の偉いところは、そのあとに続けて「例えば、○○とか××とか」と言って、圧倒的に好感度が高い人の実名を挙げるところにある。
しかし、一部のコメンテーターはなぜ「国技であるにもかかわらず、自国の力士が活躍していない」と繰り返ししつこく言い続けるのだろう。
出身国が同じである者が他国の国技で活躍するのを手放しで喜んでいる一方で。