曇天の続き

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2010-08-08 Sun.

審査

2010-08-08

テレビで、誰だか忘れたがある女性タレントが、「食事に誘ってくれた男が、考えられないクレジットカードをもっていたので幻滅した」と言っていた。
詳しくは言っていなかったが、その女性タレントによると、男が持っていたクレジットカードは有名ブランドのプロパーではなく、とにかくあり得ないクレジットカードであったらしい。

それ以来、「考えられないクレジットカード」とはいったいどういうものなのだろう、と気になって仕方がない。

ところで、こないだ飲み屋で精算するときに、クレジットカードを使おうとした。
店員が僕のカードで決済しようとしてもうまく行かず、「このカードは使えませんね」とにやけながら言ってきた。
そういう場合普段の僕なら現金で払うのだが、その時は少し考えた。
これまでこの店でこのクレジットカードをかなりの回数使用しているのにもかかわらず、「使えません」と断言するのはどうしたものか、と思ったからだ。
そこで、「磁気の方で試してください」とお願いした。
店員は接触型ICカードリーダで決済しようとしていたが、僕が使おうとしたクレジットカードには接触型ICがついていなかった。
磁気ストライプリーダで試したら、すんなり通り、「通りましたね」と言われた。

別の日。
コンビニエンスストアで会計するときに、クレジットカードを使おうとした。
店員が僕のカードで決済しようとしてもうまく行かず、「これはSuicaだから使えませんね」と言ってきた。
僕は、「この店で毎日使っているのに、使えないんですか」とつい言ってしまった。
店員がゆっくりとリーダに通して、決済できた。
店員が「すみませんでした」と言うと、店内の店員が一斉に「すみませんでした」と声をそろえた。
まるでU字工事や昭和のいる・こいるのような、気持ちのこもった対応だった。

そもそも、自分が使いこなせないことが原因であるはずだ。
それなのに、自分の理解がついていけないのをさしおいて、すぐに別の原因を求め、安易に断定する。
技術が複雑になっている一方で、そういう対応をされることがかなり多い。
だったら、はっきり「店では対応しているかも知れませんが、私にはできません」と言ってくれた方がいいのに。
そういってくれたら、こちらも好きこのんでJ-Debitなんて使わない。

僕がメインで使っているクレジットカードは、Suicaが搭載されていて、電器店のポイントカードとしても使える、JCBブランドの付いた、あれだ。
接触型ICがないどころか、エンボスすらない。
お店の人が「使えない」などと軽々しく言うのなら、後日カード会社に「そちらで発行しているカードは○○の店で使えないとはっきり言われました」と通報…、お知らせしたい気分がする。

その一方で、僕が持っているようなクレジットカードこそ、女性タレントが言っていた「考えられないクレジットカード」なのかなと思う。
カード会社に、「そちらで発行しているカードは、「考えられないクレジットカード」なのですか」と尋ねたい。

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