切捨
2010-06-13
運転免許の更新のため、運転免許試験場に出向く。
講習中、居眠りしているご婦人がいて、「免許を剥奪されるんじゃないか」とひやひやした。
無事に免許更新。
いつの間にか、中型免許になってしまった(経歴の記載も変えなくてはならないのだろうか)。
今話題の、交通の教則本もいただいた。
子供のころの僕はよく、家に居場所のない父のドライブに付き合わさ…、父が孤独な僕を不憫に思い、いろいろなところに車で連れて行ってくれた。
かわいげのない僕は、車に乗ってどこかに連れてこられても特にはしゃぐことなく、ただただ退屈な時間を弄ばせていた。
そんなとき、子供のころの僕が好んで読んでいたのが、車のダッシュボードに放置された「交通の教則」だった。
子供のころからこの教則本に親しんでいたおかげで、道路標識や交通規則をいつの間にか覚えてしまった。
なので、実際に免許を取る際も、学科試験で困ることは一切なかった(実技はともかくとして)。
少なくとも、僕にとっては教則本はまったく無駄ではなく、意味のある存在だった。
ところで僕が高校生の頃、ある同級生が「宝くじのCMって、何であんなに古くさいんだろう」とよく口にしていた。
所ジョージが宝くじのCMに出ていた頃で、確かに何というか、CMの画質がとても荒い感じがした。
今の騒ぎを目の当たりにし、改めて過去を思えば、そういうところにお金をかけていなかったことが、正常だったのかも知れない。
検証する手だてが全くないが。
それにしても、僕は何年か先まで暗証番号を覚えていられるだろうか。