冬鍋
2009-12-23
自宅で手軽に作れるおいしい鍋とは、「湯豆腐の発展形」である。
夕食を作る、となれば、まず湯豆腐を作ることが多い。
ホーローの小鍋に、水を張り、昆布を一切れ入れる。
そして、豆腐1丁を投入し、弱火から中火で温める。
ほどよく沸騰したら、鍋のまま食卓へ運ぶ(昆布を取り上げるタイミングは…、といった面倒なことには目を瞑る、自宅に海原雄山がいるわけではないので)。
取り皿に豆腐を取り、ポン酢、鰹節、そして柚子胡椒、あさつきなどを散らしていただく。
僕は酢が苦手なので、ポン酢の代わりに醤油を使うことが多い。
醤油の場合、塩分を薄めるために、穴の開いていないお玉を使うことが望ましい。
そして、ときどき味の素を入れる、やしきたかじんにキレられないためにも。
鍋を食べたいが湯豆腐では物足りない、しかしながら、鍋は大がかりで面倒だ、というときがある。
そこで登場するのが、冒頭に述べた「湯豆腐の発展形」である。
豆腐に加えて、白菜、くずきり、ねぎ、そして、鱈や牡蠣などの魚介類を少し加える。
白子があれば入れてもいいけど、豆腐と白子の見た目の区別が付かなくなるかもしれない。
この方法だと、鍋のつゆなどいらず、実に簡便でしかもうまい。
…ということを、先日ようやく発見した。