絶縁
2009-12-02
2009年11月29日日曜。
1500週もの間ずっと不変の習慣、つまり「サザエさん」を見ていると、話(「お兄ちゃんやめます」)に波野なぎえが久しぶりに登場した。
サザエは、ノリスケ家で出会わした波野なぎえを見て、「ノリスケさんのお母さん!」と言っていた。
いやいや、それは絶対におかしい。
「ノリスケさんのお母さん」である波野なぎえは波平の妹なので、サザエから見ると叔母に当たる。
ここは、「叔母さん」と呼びかけるのが自然だ。
「見始めて日の浅い視聴者のために、おそらくわざと回りくどい言い回しをしたのだろう」とも考えられる。
しかし、おかしな点はそれだけではない。
この日の話では、タラオがイクラより年長なので、「兄」扱いされるのが嫌だというのがテーマだった。
話の中で「波平もマスオも弟なので、兄の気持ちは分からない」ということになっていた。
前述の通り、波平には妹がいるので、これは誤りだ。
もしかしたら、磯野家は波平となぎえの兄妹関係を抹殺しようとしているのかも知れない。
それにしても、波平がいて磯野家もあるのに「波野」姓が出てくるのは、作者のミスである、と僕はずっと睨んでいる。