曇天の続き

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2009-10-24 Sat.

維新

2009-10-24

1995年11月23日。
マイクロソフト社のOS「Windows 95」が発売された。
当時、僕の実家では、いろいろな経緯の末、NECの98MATE(PC-9821Be)を所有していた。
マシンのOSは「Windows 3.1」だった。
「Windows 95」をインストールできるか調べたのだが、動作条件を満たさないことがわかり断念した。
なので、僕はあの「Windows 95」騒動から遠く離れた場所にいた。

あの日について、よく覚えていることがある。
午前中のTBSで、「Windows 95」の特別番組を1時間くらいやっていたことだ。
進行役は確か板東英二氏だったと記憶している(今振り返ると、恐ろしい話だ)。
でも、記憶違いかも知れない。

あの頃、僕はパソコン関係の話を学校ではめったにしなかったのだが(まだ、PCが生活の一部になっていない時代)、翌日の学校ではその番組の話題で何人かと話すことになった。
そして、これからすごいことになるのだろう、と確認しあった。
時代が確実に変化した瞬間である。

ところで、2009年7月24日。
NHKで、いわゆる「地デジ促進番組」 を生放送していた。
内容は、石川県珠洲市でのアナログ停波実験の模様と、総務省の担当者による地上デジタルテレビ放送の説明、そしてその担当者にゲストの瀬川瑛子と松尾貴史が食い下がる、というもの。
僕は、週末に再放送されていたのを見た。

珠洲市のデジサポの電話番号が番組内で表示され全国に放送されたのに、デジサポの電話がパンクしていなかったのがすごく不思議だった。
おそらく、僕らのメディアリテラシーが向上したのだろう。
また、ゲストが提灯を持たずマイナスな話ばかり出てきて、地デジのよさがほとんど伝わってはこなかった。

この番組を見たとき、急に「Windows 95」の特番のことを思い出したのだ。
あの頃とは全然違って、今は夢が感じられない。
飛ぶ夢をしばらく見ないのもうなずける話だ。

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