曇天の続き

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2009-06-21 Sun.

恒例

2009-06-21

年末の楽しみは、毎年盛んに取り上げられていた「今年の漢字」をマスメディアが今年はどう扱うか、である。
今年も例年通り総理に「今年の漢字」を尋ねるのだろうか。
例年通りには行わないとするならば、各報道機関は昨年までの報道を自省し、一財団法人のPR戦略になぜ乗せられたかを検証する番組やシリーズ記事を制作するのだろうか。
特に、問題が露出する前に、「今年の漢字とは、実は協会のPRなんです! すごいですねー」と言っていたTBS。
一体、何を取材してたんだろう。

とにかく、漢字に罪はない。

2009年の「今年の漢字」は「辞」かな。
理事長も、財務大臣も、地上デジタル放送推進キャラクターも辞めてしまった。
「今年の漢字」も今年で辞めます、の意。

ところで、僕は漢字検定2級を10年前に取得した。
自称ではなく、理事長に2級を口頭で授けられたわけでもなく、ちゃんと試験を受けた。
しかし、取得した事実がフィーチャーされるのは、父親に「おい、漢検2級。この四字熟語を知ってるか」といじられる際だけである。

最近父親に教えてもらった四字熟語は、「水天彷彿」。
意味は、「沖合の水が空に接して、その境目がはっきりとしない様」。
「どういうときに使うのか?」と問うと、父親は「沖合の水が空に接して、その境目がはっきりとしない様を表現したいとき」と教えてくれた。
僕のひからびた人生において、この四字熟語を使うケースにめぐりあうことはおそらくないだろう。

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