進出
2009-01-21
センター試験の解答が掲載されている新聞を見て、思わず叫んだ。
「こ・れ・は・た・い・へ・ん・だ!!!」
本当にこんな風に叫んだ。
それは、新聞広告の片隅に以下の広告を見たからである。
「北予備東京」
以前、御茶ノ水のコーヒーショップでこんな話を盗み聞きしたことがある。
「俺が行っていた予備校は軍隊みたいな予備校だった。
服装は制限され、寮に監禁され、自習時間を勝手に設けられ、頭を丸坊主にされた。
その予備校の名は…」
聞かなくてもわかっている。
その予備校の名は、北九州予備校。
小倉に住んでいて知らない高校生はいない、たぶん。
東京にまでその噂が流れてくる北九州予備校。
それが今春、ついに東京に進出してくるのだ。
これは大変だ。
ウェブによると、北九州予備校東京校は日本橋にできるらしい。
「東京駅から徒歩17分」とうたっているところが、いかにも北予備らしい。
誰が東京都心で17分も歩くものか。
一個人として少しでも抵抗するため、ここにある事実を掲載しておく。
かねてより、僕が卒業した県立高校と北予備との癒着が噂されていたが、実際、本当に癒着があったことが新聞記事になってしまった。
記事によると、高校の教師の出張費を、予備校が肩代わりしていた。
その見返りは、想像するに難くない。
北予備の進出で、北九州のイメージがさらに悪くなることが懸念される。
由々しき問題だ。