無縁
2009-01-19
「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」を見た。
テレビのスペシャルでやっていた、田中裕子と大泉洋が出ている版だ。
放送されたときにも見たが、借りてきたDVDで改めて見た。
抑制された大泉洋の演技が好きである。
ところで、オトンが住んでいるのはどうやら小倉らしい。
その小倉の景気の悪さについて、オトンが愚痴をこぼすシーンがある。
速水もこみち主演のテレビドラマ版でも、小倉の景気の悪さがことさら強調されていた。
原作を読んでないので正確にはわからないが、ドラマを見る限り、オトンが小倉の景気について愚痴たのはおそらく20世紀末前後の頃だと思う。
確かに日本の景気はよくなかった。
だが、その頃、僕は既に小倉を離れていたので、小倉の景気が本当のところどんなものだったか実感はしていない。
しかし、地元に残った知人や家族の話を聞くに付けても、小倉の景気はひどかったらしい。
特にその時期、知人の多くは就職先を探している時期でもあり、求人がほとんどない、と知人が嘆いていたのを覚えている。
帰省したときも、商店街を歩く人の数が心なし少ないように思えた。
今は、かなり回復している。
もっとも、オトンが携わっていたような仕事においても景気が悪かったかどうかは知るよしもない。
小倉出身とはいえ、オトンがやっていたような仕事に関係する人には縁がないので。