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2009-01-11
初めて購入したCDについては先日記述したとおりだが、初めて借りたCDとなると、もっと前にさかのぼることになる。
厳密に言うとCDではない。
ダビングされたカセットテープである。
自宅にダブルデッキのCDラジカセ(懐かしい)が導入されたのは、1991年である。
それまでは、父親が若い頃苦労して購入したらしいステレオコンポ(レコード)と、1980年製のラジカセしかなかった。
僕はその古いラジカセで、伊集院光の「チャオチャオビッグカンパニー」を聞いていた(何度も言うが、福岡では「Oh!デカナイト」ではなく「チャオチャオビッグカンパニー」だった)。
1980年代後半、親切な友人が1本のカセットテープをくれた。
それは、TM NETWORKの「CAROL」である、たぶん。
年代と収録曲から類推するに、たぶん、TMで1番売れた「CAROL」だと思う。
もらったのがとてもうれしくて、ケースの背見出しに「TM NETWORK」と書いたことをよく覚えている。
それから、約20年。
メンバーの1人は、刑事事件で起訴された。
それでも名作は名作であり、僕らの時代を語る欠かせないものであることは間違いない。