曇天の続き

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2009-01-08 Thu.

返詞

2009-01-08

世は、アンサーソングブームである、たぶん。
だが、僕はこの流れにどうもついて行けない。

自分の曲に対して、自分でアンサーソングを作るのは非常に理解できる。
元はと言えば、自分の作品なのだ。
例えば、Dreams come true…、もとい、DREAMS COME TRUEの「未来予想図」および「未来予想図II」に対する「ア・イ・シ・テ・ルのサイン -わたしたちの未来予想図-」。
さだまさしの「関白宣言」に対する「関白失脚」。
classの「夏の日の1993」に対する2003年に出された「夏の日の…」そして「冬の日の2009」…。

しかし、有名な曲を、新人歌手が、「リスペクト」してアンサーソングを歌い、しかも売れる、というのが、どうも気にくわない。
感情的と言われても結構。
とにかく気にくわない。
人のふんどしで…、いかんせん気にくわない。
例えば、「Lifetime Respect」に対する「Lifetime Respect -女編-」。
「ロード」に対する「届かない想い… -ロード another story-」。
「夏の日の1993」に対する「夏の日の2006」…いや、これはカヴァーか。

まあ、アンサーソングはカヴァーよりクリエイティブと言えようか。
納得することにしよう。

かくいう僕も、ブームに乗り遅るまじ。
アンサーソングは無理だが、返詞?を作ってみた。

わかったよ 帰るよ
だから帰るって言ってるだろ
もう夕方だし 遅くなると怒られるし
手つなぐの? しょうがないなー
だから帰るって言ってるだろ うるさいなー
しつこいんだよ 帰ろう帰ろうって
そうだよ 家1つしかないよ 賃貸だし 悪いか?
こちらこそ どうもありがとう

木山裕策の「home」に対する返詞である。
いい曲なので、リスペクトしてしまった。
これを、紅白歌合戦の観客席で堂々と眠っていた、彼の四男に捧げたい。

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