風雲
2008-12-19
この夏、鹿児島に旅行に行った。
そう、その東リ。
「篤姫」ブームに踊らされて行ったのである。
13番に赤が点灯し、スタート。
しかし、本当の目的は別にあった。
それは、本土最南端を極め、指宿の砂蒸し温泉で砂に埋まることだった。
ところで、話は変わるが、今年本土に上陸した台風の数をご存知だろうか。
実に0である。
また、本土への台風接近数は3である。
(出典:気象庁)
この夏、僕が鹿児島空港に降り立ったとき、今年接近した数少ない台風の1つが鹿児島に近づきつつあった。
市街へ向かうバスから臨む車窓の風景は、見事に豪雨だった。
僕が最も楽しみにしていた、日本三大車窓であるJR肥薩線「矢岳越え」の風景は、完全に雲の中だった。
指宿での砂蒸し風呂は、荒天のため中止の憂き目にあった。
開聞岳の麓まで行ったはずなのだが、結局開聞岳を拝むことはできなかった。
鹿児島に行って最も印象に残っていることは、テレビ報道における台風情報のフォーマットが見事に確立されていたことだ。
指宿まで行って、砂に埋まらないなんて、いったい何をしに行ったのだろう。