銭失
2008-05-15
勤務先へ向かう電車の中でいつも音楽を聴いている。
不本意ながら入手した「iPod shuffle」を使って。
「iPod shuffle」の利点は2つある。
小さくてクリップできることとコストパフォーマンスがよいことだ。
だが、僕は無償で入手したので、価格は利点にはならなかった。
この製品の特徴は、アルバムという枠を超えて、曲をランダムに再生することにある。
この特徴を「曲の新しい組み合わせに気づかせてくれた」として利点にあげる人もいるようだが、僕にとっては単なる特徴に過ぎない。
スキマスイッチの「ガラナ」のすぐ後に井上陽水の「人生が二度あれば」がtuneされたのを経験した僕にとっては。
残りの特徴は、すべて欠点だと思う。
曲名が出る画面がなく、何の曲が再生されているのか(正確なタイトルが)わからない。
「次は「1/6の夢旅人」を」といつもいつでも願っているのだが、ランダム再生はその願いを常に却下する。
ボーカルの入っている曲とインストゥルメンタルを一緒に入れていると、ごちゃまぜに再生され、どうも調子が狂う。
クラッシックを聴きたい日もあるのだが、交響曲を順番に聴いていきたい質なので、登録を控えている。
落語や英会話を外で聞きたくても、聞きたいときに選択再生できないので、当然登録していない。
「今夜はブキーバック」の後に「手紙無筆」が演じられるのを、誰が歓迎するだろうか(むろんMCコミヤの「手紙無筆」であっても)。
こんなに文句があるのなら、別の機種を購入すればいいのだろう。
僕もそうしたい。
でも、諸般の事情で資金が工面できないため、結局購入見送りを続けている。