曇天の続き

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2008-04-21 Mon.

幻惑

2008-04-21

今、「島耕作」が話題になっている。
それはさておき、「島耕作」といえば昔、映画「課長 鳥耕作」を見たことがある。

いやいや、田原俊彦主演の作品ではない。
主演したのは山下真司である。
正確には映画ではなく、Vシネマだったかもしれない。
以前、FBS(福岡放送)の木曜深夜、日本映画枠でやっていたのを見たのだ。

余談だが、僕は当時、このFBSの日本映画枠を毎週楽しみにしており、これとRKB毎日放送の「ミッドナイトカプセル」がきっかけで、僕は日本映画を多く見るようになった。

その時も、たまたまやっていたこの作品を見たに過ぎない。
そして、漫画を読まない僕は「これがあの島耕作か」と納得しかけた。
でも、山下真司の役名が違っていることに、何となく違和感を覚えた。

翌日、高校の教室の一角で、僕と友人は前日見た映画について議論した。
「昨日、「課長 島耕作」見たんだけど…」
「いや、俺も見たんだけど、実は…」

しかし、今振り返ると不安になる。
果たして、本当にあった作品なのだろうか。
僕のうろ覚えの記憶が勝手に作り出している幻想ではなかろうか。
なので、一応、Googleで調べてみる。

すると、2chに1件だけ載っていた。
その1件だけあったページを見て、作品の正式名称が「課長 鳥耕作 不倫の値段」であったこともわかった。

僕は確かにその作品を見た。
作品の最後に不倫の代償となる金額がはじき出されるシーンだけは明確に覚えている。
この記憶は間違いなく現実にあったことに基づくものだ。
万が一、山下真司さんに会うことがあったら、いやがられること承知で、是非とも聞いてみたい。
「以前、「課長 鳥耕作」に主演されていましたよね?」と。

その当時、僕はその作品が本当に「課長 島耕作」だと思って見ていた。
そして、CM前に出てくるテロップの何度目かで、その作品が「島耕作」ではなく「鳥耕作」であることにようやく気付いたのだった。

今振り返れば、誰も興味を持たないであろう意味のない錯覚に過ぎない。
それにしても、何でこんな映画が作られたんだろう。
経緯を詳しく知りたい。

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