追憶
2008-04-19
先日、初めて「ニュー・シネマパラダイス」を見る機会を得た。
映画館でリバイバル上映をやっていたのだ。
美しい音楽と郷愁を誘う映像に感涙する僕をおいて、話は進んでいった。
そして、最後のシーン、「大オチ」を迎える場面にさしかかった。
初見だったので、どんなふうに終わるのか、いろいろ考えをめぐらせるけどわからない。
しかし、最後のシーンにさしかかるほんの5秒前に、ふと頭を何かがよぎった。
そういえば、この映画の最後がどうなるか、何かの文章で読んだことがある!
そして、映画は思い出したとおりの結末を迎えることとなった。
もちろん、この映画の最後のシーンは非常に有名であり、知らない人の方が少ないのかもしれない。
それにしても、途中まで全く思い出すことなく、間際になって「大オチ」を知っていたことに気付くなんて、非常にむなしい。
そして、落ち込む。
また同じことを繰り返すかもしれない。
もしかしたら、映画を見る意味のない人間なのかもしれない。
でも、それでも、映画「相棒」だけは絶対に見に行くつもりだ。