チェス盤
2003-11-25
日曜の夜,山手線外回りの車内で不思議なものを見た. 駒込(あるいは大塚)から乗ってきた黒人がおもむろに厚さ4cm,縦横30cmほどのチェス盤を膝に乗せ,その底から高さ10cmほどのチェスのコマを1つずつ取り出した. そして,コマをチェス盤の上に並べ,チェスを始めた. 興味を引かれたので激しくのぞき込むと,どうもチェス盤にコンピュータが内蔵されていて,コンピュータ相手にチェスをやっているようだった. 後で調べたのだが,table-top chess computerなるものがあるそうだ.
しかし,深夜の山手線である. 平均乗車時間12分(「スーパーテレビ」より得た知識)と言われているこの混雑路線で,わざわざコマを並べ,揺れに耐えてまでして,勝負を付けることで得られる効用は大きいのだろうか? その疑問が今も頭を離れない.
ちなみに,僕は西日暮里で降りたので,彼の勝敗まで見守ることは出来なかった. 残念.