ショービジネス
2001-07-29
選挙の開票って完全にテレビショーになってしまっている.作っている人はものすごい忙しいだろうな.
当選予測が公表されるようになったから,当選確実なんて早めに出さなくてももうよくなったしね.注目選挙区や候補者の当確をできるだけ引っ張れば数字上がるもんね(そんなことはしてないか).NHKの記者は各党首脳にサンドバッグ状態でつっこまれるし,舛添要一と田嶋陽子の対決が各局で見られるし,テリー伊藤はこれまでに張った様々な伏線を巻き込みながら候補者につっこんでいくし,おもしろくて仕方ない.これほど開票状況を伝えない開票速報も今までなかったんじゃないか.
正直,テレビって物事の上っ面だけをおもしろおかしく伝えていると思う.でも,それが悪いなんて全く思わない.それがテレビだし,それをわかった上でテレビを楽しんでいきたい.取材される側だってそれをわかっているんだと思う.いちいちマスコミに腹を立てていても視聴者に悪印象を与えるだけだし,マスコミにとりだたされる表面だけでも受けがいいようにしておかないと,本業を進めるにも障害になる.マスコミとまともに取り合ってもダメだし,マスコミを軽視してもうまくいかない.
テレビってまだまだひとり勝ちだな.ブロードバンドがテレビを食う時代が来るのだろうか?
さすがに一人勝ちではなくなった。
(2008-03-15)