曇天の続き

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2001-03-22 Thu.

不肖

2001-03-22

「東京1週間」衝撃の隔週刊に.無理がありすぎる.リニューアルなら名前変えてもいいじゃないの? 「サイゾー」にもあったけど,雑誌業界はかなり苦戦を強いられているようで,今は休刊,廃刊の嵐だ(もう「オリーブ少女」さえ死語になりつつあるのだ,ってとっくに死語か).そういえば僕も雑誌なんて読むけど買わないもんな.

1996年の「ひとり中嶋朋子映画祭」,1997年の「ひとり尾道映画祭」に引き続き,ついに2001年「ひとり北野武映画祭」を敢行.初日は「3-4×10月」.北野映画のキーワードは次の2つにあると僕は分析する.1つは全ての作品は「HANA-BI」への結実の過程だというであり,もう1つはマンガであるということである.「HANA-BI」を含むそれより前の映画は,作を追うごとにテーマが次第に浮き彫りになっていくのが伝わってくる.ここには彼の映画を見るコツがある.つまり,処女作から順番に見ていくのがベターだということだ.後戻りすると少し不満が残る.また彼の映像は静止画が多く,それはまるで動いているマンガのように思えてくるのだ.これは,彼が長年コントをやり続けてきたことに起因するところだと考える.限られた書き割りの中で話を進めることに彼が慣れているからであろう.映画出身じゃないことが幸いしている.その2つが彼の映画の色である.

それにしても,今日初めてはいったレンタルビデオ屋に「Mai・Mai」が入っていた.パッケージにかなり衝撃を受ける.最近出てこないね,お父さん.

お父さん、か。

(2008-03-08)

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