曇天の続き

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2009-12-28 Mon.

見た映画2009

2009-12-28

2009年の年末は、事情があって帰省しないことになった。
帰ったところで、僕の居場所はないのだ。

2003年以来の小倉で過ごさない年末。
暇なので、2009年に見た映画や聴いた音楽、読んだ本を振り返ることにした。

1990年代後半には、こうやってその年に鑑賞した作品を振り返ったものだ。
ただ、あまりにも後ろ向きな作業なので、しばらくやっていなかった。

2009年、その恒例行事を復活することにした。
記憶を反芻をしないと、何の映画を見たのかなどをすっかり忘れ、ただ時間を浪費したという記憶しか残らないからだ。
実際、ここ10年に見た映画で、印象に残っているものを1つも思い出せない。

2009年の5本を挙げるとしたら、「ノーバディーズ・フール」、「SMOKE」、「鍵がない」、「グッドフェローズ」、「かもめ食堂」。

ノーバディーズ・フール」で、ジョークが人生を豊かにすることを知った。
金がなくても、地位や職がなくても、家族とうまくいっていなくても、ジョークを言い合える仲間がいればやり過ごせる。
仲間がいなければ、ウェブで適当なことを言っていればいい。
ただし、誰か聞いていることを期待しないことが重要。

SMOKE」は、雰囲気が特に気に入った。
登場人物の1人1人に、普段は表出しない個性をもたせているところが、リアル。
そういえば、以前仕事で一緒になった40代の男性が、「趣味はパン作り」と言いだし、すごく驚いたことがある。
それに似ている。

「羊たちの沈黙」シリーズが好きだ。
そういう僕が、「鍵がない」のような映画を気にしてしまうのが、よくわからない。
どこかに共通点があるのだろうか。
どんなありふれたストーリーからでも作品は作れる気がした。

向こうには「グッドフェローズ」という映画がずいぶん前からあるのに、こっちでは相変わらずドンパチやっている映画が多い。
ギャングの実態を描けない理由でもあるのだろうか。
早速小倉で検証しよう。

松居直美の息子は「かもめ食堂」が大好きである、と聞いたことがある。
きっと、心優しい人なのだろう。
こういう雰囲気にあこがれるが、僕の場合、まず言葉の違いでつまずきそうだ。

細かい感想は、こちらで。

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